2045 Generation #2
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2月13日の第一回目からはや1ヶ月半 (第一回の模様 via @miyuhosoi). 4月3日金曜日に「2045」 vol.2を開催します. 今回は場所を表参道 IDOL (骨董通りの無印良品の地下. ライゾマさんの忘年会をやったスペースです) に移し、キャパシティを数倍に広げて万全の体制でお送りします.
今回のゲストは evala くん.
“ELEVENPLAY、Perfume、YourCosmosなどのプロジェクトで書き下ろしたアルバム未発表のダンストラックによる2045スペシャルセットをプレイ予定だ。”
だそうです!
僕と浦川通のDJ/VJユニットThe Modern Timesはデータ駆動型のDJ、Data-driven DJというコンセプトを掲げて、さらにアルゴリズムを洗練させる方向で進めています. 前回は過去のプレイリストのネットワークをたどっていくかたちでDJをしましたが、今回はもう一歩踏み込んで楽曲の解析を行いました.
DBに入っている60数万曲を解析には、まるまる一週間もの時間がかかりました (非力なiMacでやってたというのもありますが…). テンポや音量、スケールなどはもちろん、推定されるアコースティック⇄電子楽器の割合、ボーカルの割合などなどといった12個の指標を各曲に対して割当て、これらをもとに12次元のデータとしてクラスタリングを行いました. 各クラスタには似たような性格の音を持った曲が入っているはず…という目算です. 以下のプレイリストは 実際にできあがったクラスタのひとつに含まれている曲です. いかがでしょうか?
また、DJプレイリスト(約5万のDJセット、計60万曲)のアーカイブ・データの可視化にもチャレンジしてみました. プレイリストデータ内で前後して使われいるアーティストの間をつないでいくと、見事に三つの大きなかたまりが現れました. 曲が連続する回数が多いアーティストほど近くに、頻繁に使われるアーティストほど大きく表示されています.
右下の一番大きなグループがテクノ、ハウス(Slam、Carl Craig…) 左上がEDM系(Tiesto, Avicii) 左下がドラムンベース(Noisia )など.
同じ四つ打ちでもハウス・テクノ系のDJとEDM系で選曲に大きなギャップがあるのがよくわかります。 EDMクラスターとハウス・テクノクラスターの間にFat Boy SlimやDaft Punkなどが位置しているのも面白いですね。SkrillexはEDMクラスターとD&Bクラスター、両方で使われてます. よく見ると右下にデトロイトテクノクラスター、その上にスウェディッシュテクノのクラスターがあるのがわかります.
一番真ん中は King of Pop. Michael Jackson!!
Google Map的にこのグラフをブラウズできるページも作成
http://www.naotokui.net/upload/2045_gmap/index.html
今回はクラスタの情報と前回使ったプレイリストの情報. 2つのレイヤーで曲をつないでいきます.
またフロアの状況をデータとしてDJにフィードバックする仕組みにもアップデートを加えてます. iBeaconをつかってフロアのどの位置(フロア、ラウンジ、バー etc)にお客さん集まっているかといったデータも取得します(Kenta Watashimaくん担当). (たとえば、自分のDJのときにどんどんバーに人が流れて行ってるというもの数字で可視化されることになるのでDJとしてはちょっと怖いですね… )
Daito Manabe率いるライゾマチームもなにか新しいことを企んでいることでしょう!もちろんレジデントの人間DJ代表、Setuya Kurotakiのおしゃれなプレイもお見逃しなく.
今週の金曜日はお花見からの2045で!! お待ちしております。
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