魔の海域へようこそ – アート/デザイン/科学/工学
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「あなたのご専門は?」 「アーティスト? ミュージシャン? それとも研究者?」こんな質問を良く受ける。自分がやっているのは、音楽なのか工学なのか、アートなのかデザインなのか… 自分でも答えに困るときがある (苦笑)
そんなときに見つけたのが、下のマンダラ。John Maedaが彼のblogでさらっと書いているものだが、これ以上ないくらいにシンプル(やっぱりSimplicityですな)に、アート/デザイン/工学/科学の本質を簡潔に表している (Maeda’s SIMPLICITY: The Bermuda Quadrilateral)。彼の学生の多くが(そして、時には彼自身も?)、僕と同じように迷ってしまうことがあるのだろうか、彼はこの図を船や飛行機が消えると言われる魔の海域にかけて、バミューダ四辺形と名付けているのが面白い。
この図は、そんな魔の海域に足を踏み入れてしまった僕のような人間にとっては、自己分析のための海図として役に立ちそうだ。
でも、海図はバイブルではない。ときにはこの意図的にゆがめてみても面白い。
自己表現のための工学があってもいい(Engineering to express) 探求のためのアート(Art to explore)があってもいいだろう。 それが実際には、探求のためのアートの形を借りた科学 (Science in the form of Art to explore)なのかもしれないし、 自己表現のために工学を利用したアート(Art by means of Engineering to express)なのかもしれない。
でも、そんなことは、どっちでもいいじゃない。いずれにしても、こうしたカテゴライズはあくまでも便宜的なものなんだってこと。迷いながら目的地を探しつづけるしかない。
実際、John Maedaがポストの最後に書いているように、ちょっとひいた視点で見れば、いずれも実は本質的には等しく崇高な行為なのだから。
Any system that you observe with the tightest scrutiny reveals the distinctiveness of the elements. But when you step way back away from the divisions, you see that it is all really the same. Art, Design, Science, Engineering. They are all wonderful activities that we humans who are privileged with a roof over our heads and a full stomach can engage with passion and hope.
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