freesoundsearch ベータリリース (Max/MSPエクスターナル)

freesound projectの音声データベースにアクセスするためのMax/MSPエクスターナルオブジェクトを公開!

Freesoundobj-1

freesound projectは、Creative Commonsライセンスの音声ファイルを協調的に集積し、世界中のユーザの間で共有することを目的とするプロジェクト。他のCCライセンスの音楽サイトとは異なり、できあがった楽曲ではなく、サンプルレベルの音声(単発のキック、ベースループ、シンセパッド、環境音などなど)を集めている点を特徴とする。協調的な音楽制作という意味で、僕が提唱しているMusic 2.0 「かつて音楽とよばれたもの」の考え方にまさにぴったりするサイトとして注目してきた。

今回、freesoundの巨大な(250000を超えるサンプル!)データベースにMax/MSP上から自由にアクセスできるオブジェクトを作成したので、β版をまずは公開する。

freesoundsearch v0.5b for Max/MSP

ダウンロードfreesoundsearch_v0.5b-1.zip UPDATE: 最新情報はこちら

helpパッチの全体像はこんな感じ… Freesoundhelp

例えば、”airport”で検索すると世界中の空港の音が一瞬で表として表示される! ランダムに聞いているだけでも楽しい。ニューヨークのJFK、リバプールのJohn Lennon空港バンコク空港バルセロナ空港のアナウンス。クアラルンプール空港パリCDGのチャイム(懐かしい!)。ブラジルのマナス空港のちょっと控えめな放送もなんだか意外な感じで楽しい。管制棟の声コンコルドの離陸の音まであって、飛行機マニアにもたまらない!! (笑) あとは自分で試してほしい。

システム必要条件
Cycling’74 Max/MSP 4.6以上 Mac OS X 10.4以上 Universal Binary

注意事項
1.このオブジェクトを使うためには、freesoundのアカウント(もちろん無料)が必要。まだ持っていない方はこの機会にぜひ。左上のusername passwordとある部分を自分のIDとパスワードとに置き換えること (実はテスト用にusername/passwordでもログインできるようになっているようだが….)

2. freesound上のサンプルを使った曲を公開するには、利用したサンプルの作者の名前(ユーザ名)をクレジットする必要がある。詳しくは該当するライセンス、Creative Commons Sampling Plus 1.0の条項を参照。

9 Comments

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かつて音楽と呼ばれたもの » Blog Archive » freesoundプロジェクト – Wrap up
January 20, 2007 at 10:33 am

[…] かつて音楽と呼ばれたもの « freesoundsearch ベータリリース (Max/MSPエクスターナル) Phonethica Desktopについて » […]

akihiro kubota
January 30, 2007 at 4:01 am

ご無沙汰しています。久保田です。
ウェブで探しものをしていたら、このページ、そしてこのオブジェクトに到達しました。
大学で http://www.soundtransit.nl/ のサイトを紹介したこともあり、
freesoundのことを調べていました。
こんなすばらしいオブジェクトを開発してくれていただいたとは感激です:-)
さっそくMacbook Proで使ってみましたが、非常に快適に動いています。
先日、遠藤拓己さんに、講評会のゲストとして来ていただき、
基調なコメントをいただきました。ぜひまたゆっくりお会いしましょう。では!

nao
January 30, 2007 at 6:44 am

コメントありがとうございます! freesoundプロジェクトのことを知ったときから、「これをMaxから使えるとある種のパラダイムシフトがうまれるんじゃないか」と思ってました (大げさですが…)  その割に反応が薄かったのでちょっとがっかりしていたのですが、コメントいただけてうれしいです。何か面白いものを作られたらぜひ教えてください。またお会いできるのを楽しみにしてます。

akihiro kubota
January 30, 2007 at 7:20 am

はい、まざにそうなんですよ。プログラミングにせよ何にせよ。今や常にネットワーク上のデータベース(というかインターネットそものもの)を参照しながら行っていて、つまりそのたびに、ブラウザーに行ったり来たりするのは、何だか非常に効率が悪い。そういう意味で、これからのIDEというのは、よりウェブアプリケーション的なものになっていくだろうし、これは例えば「Max Objects Dabase(http://www.maxobjects.com/)の上で、そのままパッチが書ける、という感じでしょうか(笑)
いずれにせよ、soft cinema(http://www.manovich.net/softcinemadomain/)のようなアプローチはインスタレーションよりもパフォーマンスの方がずっと向いていると思うのです。というわけで、今はオンライン・データベースの上で行うライヴ・コーディング、ということをやってみようとしております。そういう意味で、このオブジェクトはグッド・タイミング。ぜひ活用させていただきます:-) 何かやるときは必ず連絡しますね。では!

nao
January 30, 2007 at 9:37 pm

>オンラインデータベースの上で行うライヴコーディング

面白いですね。お役に立ててうれしいです。僕もオンラインデータベースをつかったシンセ/リズムマシンを作ってました :-) freesoundの音をベースに新しい音/リズムを作り、それを再度freesoundにアップロードするという、いわば「創造性のサイクル」をMaxパッチの上で作ろうとしてます。

Creative Commons系のサイトを見ていてもよく思うんですが、法律的な枠組みはできたのに、それを利用するための敷居がまだまだ高すますよね。freesoundsearchオブジェクトを作ったのは、その敷居を少しでも下げようとする試みです。

kznr1116
February 4, 2007 at 8:02 am

はじめまして。
これはヤバいですね。タイミングといい出し方といいクールすぎます。
僕は基本的にSC3ユーザーなんですが、
こういったものがあると、、max/mspのプラットフォームとしての優位性を感じてしまいます。
ビジネスシステムアーキテクチャの世界でのSOA、特にBPMN(Business Process Management Noticion)とオーバーラップしてみえてしまい興奮しました。

nao
February 5, 2007 at 4:31 pm

kznr1116さん

コメントありがとうございます。よく言われていることですが、Maxの方がより包括的なプログラミング環境に近いかと思います。一方で、音響合成にフォーカスしたSCにはSCなりの利点がありますよね。

ビジネスのモデリングの話と結びつける視点は新鮮です。ビジネスと音響、両方にお詳しい希有な方とお見受けしました :-) 以後、お見知りおきを。

2061:Maxオデッセイ
February 21, 2007 at 3:19 am

freesoundsearch…

最近気がついたんだけど、徳井直生さんが興味深いオブジェクトfreesoundsearchを開発・公開中。これはCreative Commonsライセンスとしてアップロードされたオーディオ・ファイルのデータベー…..

かつて音楽と呼ばれたもの » Blog Archive » freesoundsearchオブジェクトのアップデート
January 12, 2008 at 7:45 pm

[…] freesoundsearchの詳細については、こちらのポストを参考にしてほしい。 freesoundsearch ベータリリース […]

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