Thoughts on Music


DRM, Defective by Design
より

Steve JobsがiTunes Store(以下 iTS)を含めたオンラインでの音楽販売とDRM(Digital Rights Management)についての声明をAppleのWebサイト上で公開している。基本的な要旨は、現状のiTunes StoreのDRMを、メジャーレーベルからの強い要望によるものとして擁護(責任転嫁?)しつつ、ユーザの便宜という観点からいずれはDRMを全面的に解除することが望ましいだろうというもの。一般消費者に向けてというよりは、メジャーレーベルに対するプレッシャーをかける意味合いの方が強そうだ。

現状では、iTSで買った音楽ファイルは、現状のDRMの制限のため、iPod以外のデバイスでの再生はできない。DRMフリーのiTSが実現すれば、iTSで買った音楽を携帯電話などに転送して楽しむことが可能になり、1ユーザとしてはうれしいかぎりである (というか、これができない現状が異常というべきか)。
しかし、またどうしてこのタイミングにという裏をいろいろと考えてしまう。iTSのDRMに関しては、正当な市場競争の侵害としてフランスなどで裁判がはじまるなど、ヨーロッパ各国ではAppleに対する圧力が高まりつつある。今回の声明はそうした流れをふまえてのJobsの布石ともとれる。

Jobsの声明と対照的なのがForbs誌上でのMicrosoftの重役のインタビュー。タイトルが “We Like DRM”になっているのは笑った。MSと対比すること、DRMの責任をメジャーレーベルに転嫁することで、Apple = Coolのブランドイメージを保とうとするJobsの姿勢がますます鮮明にみえてくる 

… 気がしませんか?

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