「テクノロジーと音楽 : 音楽のデザイン #1」 長岡造形大学マルチメディア概論

一昨日のデジタルコンテンツ学研究会にお集まりいただいたみなさま,ありがとうございました.帰国一周年のちょうど節目の日に,自分の考えや現在の活動をまとめ,頭の中を整理する良い機会をいただいたことを感謝します.

話の内容としては,おおむねこんな感じです.(研究所に提出した報告書に書いた発表の要約)

「偶有性を担保する新しいディジタルコンテンツのあり方 – PhonethicaiMashup()プロジェクトを通して」
現在進行中の二つのプロジェクトを通して,「偶然性」「偶有性」をキーワードに,今後のディジタルコンテンツのあり方について所見を述べた.また,ディジタルコンテンツの昨今の大きな流れとして,消費と制作の境界が曖昧になっている点,相互に置換可能なモジュール構造をもとにしたデータベース化,インターネットを通した知や創造性の集積の大規模化の三点を挙げ,実例を挙げて解説した

これだけじゃなんのことか分からないと思うので,いずれスライドを公開したいと思うのですが,その前に5月に非常勤講師をつとめさせていただいている長岡造形大学のマルチメディア概論という授業でやった,「テクノロジーと音楽: 音楽のデザイン」という授業のスライドを公開します.今回の講演の内容とあわせて見ていただけると,より分かりやすいかと思いますが,20世紀の音楽の変化をテクノロジーとの関連の中でさらっと概観する内容で,この分野に詳しい方には少々物足りないかもしれません.

まずは第一回目の授業のスライドです.
より大きなスクリーンで見たい方には,こちらのHTML版をお薦めします.

以下に,学生さんたちからも要望の多かった関連情報へのリンクや授業で使ったムービなどを載せておきます.

音と音楽

John Cage 4’33” フルオーケストラ

モスキートサウンド (大人には聞こえない音を使ってたむろする若者を「駆除」する)

録音技術と初期の電子楽器

犬のニッパーについて
Victor JVC
ニッパー物語
秋葉OLの楽しみ探し: ニッパーくん

テルミン演奏

Dr Bob Moog demonstrates the Minimoog

コンピュータ音楽の黎明期から現在へ

最初のコンピュータ音楽を作りだしたオーストラリアのコンピュータ CISRACについて – サンプル音源あり

Music Meets The Computer (Max Matewsの回顧録 – サンプル音源あり)Cycling’74 Max/MSP (授業で使った音楽プログラミング環境)

サンプリングについて

YMO – Firecracker (Budokan 1980)

Jennifer Lopez – I’m Real (Radio Edit) (YMOの大胆なサンプリング)

Video explains the world’s most important 6-sec drum loop (Amen Breakについて)

Copyright Criminals : This is a sampling sport.

新しいインタフェースと演奏形態

SONASPHERE

AudioPad

ライブコーディング

BlockJam

120 Years of Electronic Music

参考文献


“コンピュータ音楽―歴史・テクノロジー・アート” (Curtis Roads, 青柳 龍也, 後藤 真孝)


“音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ” (増田 聡, 谷口 文和)


“あたらしい教科書〈8〉音楽” (小沼 純一)

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