IAMASでのゲストレクチャー

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「名古屋から大垣ってどこれくらいかかるの?」

iChatでぽろっと書いたことがきっかけとなり、IAMASでゲストレクチャーをすることに… そんなわけで、先週火曜日に岐阜県大垣に行ってきました!

レクチャーの内容は、最近僕が取り組んでいるMassh!システムのプレゼンテーションと、iPhoneがもたらす可能性についてのトークの二本立て。トークの相手を務めてくださったのが、iPhoneといえばこの人 – IAMASの赤松先生です。

プレゼンの方は、基本的にはDEMOsaでの発表をベースに、プロジェクトの背景と技術的なベースの部分を膨らましたような内容にしました。普段、「いつか~」で話している問題意識と、実際のシステムの中身とあわせて話せたらいいかなと思っていたのですが、どれくらい伝わったでしょうか。

特に聴取者と音楽の関係性やパッケージとしての音楽を買うことの意味がドラスティックに変化する中で、自分が音楽を作る意味を問い直すために、通常の音楽の制作から消費へというヒエラルキーの外に出るようなシステムが作りたかった、というポイントを強調したつもりです。プレゼンの中ではいまいち伝わらなかったかもしれませんが、その後の赤松さんとのトークの中でも何度かその点には触れました。

学生のみなさんのダイレクトな反応を感じることができただけでも、僕にとっては貴重な体験だったように思います。
たぶん、実際に作品制作に携わっている方の中には、Massh!のようなマッシュアップのシステムに対する嫌悪感を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。それは制作者としては、ごくごく自然な感情なんでしょうね。願わくば, Massh!に対する否定的な意見も直に聞いてみたいところです。何か感じたことがあれば、なんでもいいのでコメントいただけると幸いです。

自分の中でも答えがでている問題ではないので、いまひとつ歯切れの悪いプレゼンになった感は否めません。僕なりの問題提起として受け取っていただけると幸いです。
後半のiPhoneの方は、話が拡散しがちでしたが、iPhone/Andoroidを例にオープン/クローズなシステム開発、双方の長所と短所や、集合知についてなど、かなりクリティカルな話題にも言及しました。全体としては、聞き上手の赤松さんのフォローにかなり助けられた感もあります…

当日は、直前の告知だったにも関わらず、50人近い方にお集りいただきました。やっぱり永野君の煽り気味の告知(「徳井直生 緊急来校!!」笑)が効いたんでしょうか。告知から会場の設置まで一手に引き受けてくれた永野君と、対談相手を務めてくださった赤松先生に感謝します。会場のセットアップを仕切ってくれたloziくん、ビデオを撮ってくれた斉藤さん、お集まりいただいたみなさん、ありがとうございました!
プレゼンの後は、インドネシア料理で乾杯。最後は4人の学生さんと、永野くん、僕の6人で朝2時くらいまで飲んでました。IAMASでの学生生活についてや、みなさんが自分の制作について考えいることなど、いろいろと聞かせてもらいました。遅くまでつき合ってくれたみなさん、ありがとう!また飲みましょう!

なお、この日の模様は、赤松さんのblog永野くんのblogでも取り上げられています。


IAMASに行くのは実は今回が2回目。前回はDSPサマースクールの時だったと思うので、そのときから赤松さんには大変お世話になっているわけですね。

せっかくなので、いろいろと食べ歩いたり見て歩いたりしたいと思い、あらかじめIAMAS関係者に事前リサーチをしてました。その結果、大垣の焼き肉は旨い!という、確からしい情報を各方面から得ていたのですが、時間の都合で今回は断念。焼き肉は次回以降の楽しみにとっていきます。また永野君が面白いイベントを企画しているということなので、またいずれ近いうちにIAMASにはお邪魔することになるかと思います(だよね?>永野君)
# ちなみに、リサーチの過程で使ったのが、najimi.jp。大垣の情報は非常に充実しているので、かなり参考になりました!!

その代わり、前から一度行ってみたかった「養老天命反転地」に足を伸ばしてみました。

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妙にさわやかな永野くん。ぐり〜んだよ。
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養老の地ビール 「柿エール」を飲みつつ、のんびり昼寝の図。
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永野くんとひょうたんの不思議な構図
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2 Comments

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kkkk
June 5, 2008 at 4:24 am

・テクノロジーの変化を背景にした音楽に関わる人や音楽自体の変化
・非専門的で手軽なツールのリリース
・制作者/聴取者の関係の失効した在り方にどんな可能性があるか?
・又その音なり音楽はどのように利用されるべきか?
・まだ運用目的や意義がまだ不明確

以上のように認識しました。着目点がとても興味深いです。

例えばパーティーで遊ぶ為に云々といった、娯楽性のタームで語るならば、結局は不特定多数の「私」の自己アピールのツールで終わってしまうのではないかと感じます。「仲良し」遊びの範疇を出られないんじゃないでしょうか?
(もちろん「私」に対しても「仲良し」に対しても、水準設定の仕方によって様々な代入ができるとおもいます)

「結局、音楽は娯楽なのか?」

「結局、音楽は「私」の自己表現の為のツールなのか?」

という問題提起をしているのかなと感じました。勝手な解釈ですが。

今後の御活動も楽しみにしております。

nao
June 6, 2008 at 11:08 am

丁寧なコメントありがとうございます。僕が想像していた以上に、言いたかったことが伝わっていたようで、とてもうれしいです。

>例えばパーティーで遊ぶ為に云々といった、娯楽性のタームで語るならば、結局は不特定多数の「私」の自己アピールのツールで終わってしまうのではないかと感じます。「仲良し」遊びの範疇を出られないんじゃないでしょうか?

そうですね。
昨日、ある人との話の中でもでてきたことなんですが、もう音楽を僕らが知っている「音楽」として鑑賞する/ありがたがる文化自体が崩壊しつつあるのではないかと思っています。特に若い世代にはそうした傾向が顕著です。もはや音楽と普段僕らが呼んでいるものは、コミュニケーションのツールでしかないというのが僕自身何となく肌で感じている実感です(音楽のネタ化)。それをさらに突き詰めていくことで何かが見えてくるのか…

・まだ運用目的や意義がまだ不明確

このご指摘はごもっともです。さらに思考と実験を進めていきます!

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