人工知能DJイベント「2045」にThe Modern Timesとして参加

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「2045」、いよいよ本日開催です!

 

今回僕は、DJユニット「The Modern Times」として、Qosmoの浦川通(@torutoru)とともに参加します.

The Modern Timesでは、ソフトウェアが半自動的に選曲し、人間のDJ=徳井がソフトウェアの薦める曲をミックスしています. 浦川はソフトウェア内での選曲プロセスの可視化を試みます。

 

もともと、今回のイベントを企画するにあたって、僕自身の念頭にあった問題意識は次のようなものでした:

 

  • 「ネットワークを介して世界中のありとあらゆる音楽に自由にアクセスできるようになったとき、DJやVJといった表現はどう変わるのか? 」
  • 「数に際限のないレコード箱を手にしたときに、DJは果たして選曲できるのだろうか?」

 

アメリカ滞在中にSpotifyを使った際に、あまりに選択肢が多すぎて戸惑ってしまった経験もベースになっています。

 

準備をはじめるにあたって、まずは有名DJのプレイリストのデータをひたすら集めるところから始めました。現時点で、約150万曲を含む15万件のDJセットのデータが集まっています。このデータをもとに、DJが現在かけている曲の後によくかけられている曲を、次の曲の候補として算出し、DJに提示します. プレイリストからプレイリストへとジャンプしながらたどって行くようなイメージです. 候補を提示されたDJは、オンライン上のストリーム音源をその場でダウンロードしてミックスして行きます. その中にはたくさんの知らなかった曲が含まれていることでしょう.

現状では、データ量がそれなりに大きいだけで、過去にだれかがやった選曲の範疇を超えるものではないのですが、今後は各楽曲を解析し(テンポ、スケール、パワー、生楽器かどうか、歌の有無 etc)、選曲・曲の並べ方のパターンの機械学習する方向に発展させて行きたいと思っています. ただ単純に統計的な処理をするだけでは、凡庸で平均的な選曲で終わってしまう可能性もあります. データを使いつつ、選曲に個性を持たせるにはどうしたらよいか… 今後の鍵になりそうです.

 

人間のDJが思いもつかなかった選曲を人工知能が提示する、セレンディピティがうまれ、それがフロアにも伝わっていく…  そんな機械と人間の共生関係の実現可能性を探るユニットです! 乞うご期待!!

 

参考:「バベルのタワーレコード」

 

Qosmoオフィスにて絶賛開発中