2007年出会い と 告知
前回からすでに振り返りモードに入ってますが… 2007年を振り返って、今年もいろいろな出会いがあったことに今更ながら驚くと同時に感謝の念がたえない。やはり、なにものにもかえられない、「人」との出会いが今年もあった。
出会いという言葉で僕がまっさきに思いつくのが、2001から2003年まで参加させていただいたIAMASのDSPサマースクールである。このblogにもよく登場する澤井君やsine wave orchestraの城君、Monalisaの永野君、堀尾君、そして間接的には青木君も、サマースクールを通して知り合った友人である。当時は、自分以外でMaxを使っている人間に会ったのがはじめてでそれだけで舞い上がってしまった。肝心のDSPサマースクールで何を教わったのかは全くといっていいほど覚えてない :-) (ごめんなさい!!) ただ、自分と同じような興味と感性を持った同世代に会えたことがうれしくてうれしくて… 自分がちょうどコンピュータで音楽を作り出したときに、この出会いの場を設けてくれたIAMASには心から感謝している。
同時に、自分も似たようなお手伝いをするべきでは、今のより若い世代にコミュニティを種を植えられないか、という(大げさに言うなれば)責任も感じる。僭越にもそんなことを考えて、4月に始めたのがTokyo Max Users Groupである。
最初の会には30人を超える人が集い、それなりに成功を収めた。しかし、僕の目的意識がうまくつたわらなかったのか、あるいはこの会が自分の制作や仕事に役に立たないと見限ったのか… 新しく入ってくる人もいれば、去って行く人もたくさんいる。それはそれでいっこうにかまわないと思う。繰り返しになるが、TMUGのそもそもの目的はコミュニティ作りにあった。そのため、TMUGのミーティングはいわゆるレクチャーであったり、チュートリアルをやったりする場所ではない(やることもたまにはあるが…)。TMUGは、参加者同士が場を創発するための一つのプラットフォームにすぎない。
ここ最近になって、TMUGの中にも僕の気持ちを汲み取ってくれる人が少しずつ増えてきているのが、本当にうれしい。今は3名のコアメンバーがイベントの企画から告知まで、TMUGの運営に取り組んでくれている。彼らの主導で開催した、前回のTMUG #5 Generation / GENERATEは、初回以上の盛況を収めた。同時に、自発的に編集/取材チームを編成し、TMUGのblogの運営もはじまったところである。
Tokyo Max Users Group
http://www.sonasphere.com/tmug/
今後も僕はスーパーバイザーとして会の運営には携わっていきたいとは思っているが、あくまでもプラットフォームを作る側であることは忘れないようにしたい。より若いアーティストのコミュニティづくりの一端を担えるのであれば、望外の歓びである。
今年はTMUG以外でもいくつかの大学でMaxとサウンドプログラミングの授業を担当した。基礎的なプログラミングを習得するには、それなりの努力が必要だが、どの学生もあきらめずに最後までついてきてくれた。人にものを教えることの難しさは日々感じながらも、「わかった!」という学生さんの笑顔は何ものにも代え難い。
授業風景
Maxワークショップ 「サウンドデザイン論」 (東京工芸大学) – 福沢君写真ありがとう
Sound Programming ワークショップ (東京芸大)
hubのDJ。写真はAOKI takamasa フィルムならではの独特の質感がでてる。青木君ありがとう!
以下は年末にかけてのイベントの告知です。Tokyo Max Users Groupの忘年会もあります。
まずは22日にTokyo Max Users Groupの忘年会が明大前のLIVREというCafe Barで開かれます。Max/MSP/Jitterを用いたライブと僕を含めたDJなどが予定されています。ライブの方の二組はだいぶ気合いが入っているようで、楽しみです。今回は忘年会ということで、いつもよりすこしアルコール度高めでいきましょ!(その日は、FumiyaさんのChaosもYellowで予定されているので、はしごになりそう。酔っぱらいすぎないよう自制せねば…)
続いて23日には中野Heavy Sick ZeroでのSIGNALというパーティーでのDJです。オーガナイザーのQ-TAさんを中心に2周年記念のパーティーに呼んでもらって大感謝です。
それぞれの詳細は上にもリンクがありますが、スケジュールのページを確認ください。
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