Faces of the Day – メイキング
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Faces of the Day – 公開 から続く…
ちょうど二週間ほど前だろうか、3月の頭に締め切りがせまったアルスエレクトロニカのページをなんとなく見ていたときだった。
2006年のDigital Community部門のGolden Nicaを受賞したzexe.netのサイトに目がとまった。Golden Nicaを受賞した作品(Webサイト) [canal*ACCESSIBLE](www.zexe.net/barcelona)は、バリアフリーな町づくりを推進するためのもので、バルセロナの町中の様々な「バリア」の写真を、実際に車いすを使っている障害者の方々が携帯電話を使って投稿し、協同的に地図を作って行くというものだった。
このzexe.netというグループ(?)の他の活動が気になって、何気なく彼らのドメインのトップページを開いてみて驚いた。顔写真がとにかくたくさん並んでいるだけで、小さなメニューがあるだけでなんの説明書きもない。
Colectivos transmitten desde teléfonos móviles
下の英語訳から想像するに、「携帯電話を使ったコミュニティー」というくらいの意味なのだろう。そうすると、これは彼らのこれまでの活動に参加した人々に、顔写真を携帯電話で撮影/投稿してもらったものなのだろうか。
詳細はよくわからない。ただ顔がたくさん並んでいるだけで、なにか訴えかけてくるものがある。なにか、情報過多な感すらうける。顔は雄弁だ。せいぜい 縦横 50ピクセル ほどの画像だけで、背後にあるその人の歴史を想起させる。それゆえに、顔が集まっているのを見ると、どぎつい感じをうけるのだろう。それぞれの人にそれぞれのストーリーがあり、なんらかのきっかけでこのグループの活動に関わり、そして離れていった… あるいはまだ活動に関わっているのかもしれない。
このとき、
「顔」を媒体としたストーリーテリング
というアイデアを思いついた。
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