MIDIコントローラ
2006 BLOG
現在製作中の新しい音楽ソフトのプロトタイプ用に、MIDIコントローラをサーベィ。普段の曲作りやライブではM-AUDIOのUC-33eで事足りているので、最近はぜんぜん調べていなかったのだが、知らない間にいろいろ新しい製品がでている模様。
商用のものを中心に気になったものを挙げてみる。
CME GPP-3 : USB Programmable Grand Piano Style MIDI Pedal
見ての通り、グランピアノのペダル型のMIDIコントローラ。ピアノの練習までソフトシンセとMIDI鍵盤でできてしまう時代。
Creative Prodikeys
写真の通り、いわゆる”キーボード”が二つくっついた製品。デモビデオ(特に”drum”)は要チェック。アイフルのおじさん??が凄腕を発揮している。
Einar Drum Pad
AKAI MPC風のMIDIドラムパッド。The Bigger, The Better!
セサミストリートに使われたとか?
midiGun 1.0
アーティストのChristopher Bauderがデザインした拳銃型MIDIコントローラ. 小さい銃に
* クロスフェーダー
* 2D ジョイスティック
* スクラッチ用のウィール
* 赤外線距離センサ
* 2軸の加速度センサー
* 6つのノブとmuteボタン
などの機能が満載。LiveやTraktorでの演奏を念頭においているらしい。midiGunで派手なパフォーマンスをすれば、客席のカワイイ女の子のハートも射止められるはず。
ToneLadder
同じ人が作った階段型MIDIインタフェース. 異なるサンプルを各段でトリガーできるらしい。
MIDICreator MIDIcushion / MIDIcompass
MIDIクッション! 体重の重い人が座ると低い音がでるとか? 二つ目はMIDI方位磁石? 向いてる方向によって動きによって値が変化するということだろうか。SWOの城君が方位情報を可聴化する自転車を作っていたが、それに近い。
とにかくMIDIがでれば何でもいいのか?という感じ(苦笑)
紹介しなかったがまともな(?)ものとしては、既存の楽器をMIDI化するシステムがかなりたくさんでている。MIDIピアノ、MIDIバイオリン、MIDIギターなどはもとより、MIDIサックス、MIDIアコーディオンなどなど。当然、Yamahaなどが作っているいわゆるWind MIDIコントローラーではなく、正真正銘の管楽器などにPitch-to-MIDIのデバイスやタッチセンサーなどを仕込むといったもの。
はっきりと二極化しているのがわかった。一方は既存の19世紀的な楽器を忠実にまねたもの。もう一方の極は誰でも”使える” or “遊べる”ゲーム的なコントローラー。それ以外で、ゲーム的ではなく、かつ新しいシリアスなインタフェースというとターンテーブルくらいしか思いつかない。
ああ、そうだ。大事なものをわすれていた。20世紀が生んだ最大の楽器は実はミキサーのフェーダーだったのかもしれない。MIDIコントローラを見ていてそんなことを感じた。(なにかほかにありましたっけ?あったら教えてください。)
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