undaチーム、開発者募集中!
2013 BLOG
UPDATE (2013.9.2) Wantedlyでも募集を開始しました!
UPDATE (2013.9.3) 学生のインターンも募集しています. お気軽にお問い合わせください.
500 startupsのプログラムが終了し、先日日本に帰国しました! デモデー後の資金調達も順調に進み、開発チームを作る資金的なメドがようやくたちました。そこで….
undaチームではプログラマーを大募集中です!
特にiOSの開発者、JavaScriptが書ける方を募集しています。シリコンバレーのスタートアップシーンを垣間みつつ、新しいサービスの立ち上げにチャレンジするよい機会になるはず。興味のある方はぜひ までご連絡ください! (500 startupsについてはまた詳しく記事をまとめて書きたいと思っています)
500 startupsの仲間たち
undaとは?
ここでundaでやろうとしていることを改めて説明させてください。
undaは短いビデオを使ったメッセージングアプリです。SMSやLineのようにテキストでやりとりするかわりに、短いビデオをやりとりするアプリ考えてください。
Unda – Fast, Fun and Free Video messaging with your friends from Unda on Vimeo.
SMSが一般に導入されてから20年。使い勝手、インタフェースの向上などはあっても基本的にはほとんど何も変わっていないというのがメッセージアプリの実情です。スマートフォンなどのデバイスの性能が飛躍的に高性能化し、LTE/4Gのインフラによっていつでもどこでも高速な通信環境が享受できるようになった…にも関わらずです。ビデオを使ったシンプルなメッセージアプリを通して、コミュニケーションをより豊かに! それがundaの目標です。
undaについて多くの方から質問をいただきました. その代表的なものをいくつかあげてみます。
1. LineやWhatsAppなどでも動画を送れるのでは?
たしかに既存のメッセージングアプリでもビデオを添付して送ることができますよ。ただそれらのアプリはビデオに特化していないために煩雑なステップを踏む必要があります。写真・ビデオを送るボタンをタップ→ビデオを選択→カメラを開く→撮影→プレビュー→ビデオの圧縮→アップロード…といった具合です。undaはビデオに特化しているため、カメラを開く→撮影→アップロードの3ステップで完了します.
2. vineやInstagramとはどう違うのか?
VineやInstagramがビデオを自分のフォロワーに対して公開する仕組みであるのに対して、undaの場合は一対一あるいは少数のグループへのメッセージをビデオを送ることが主眼です。たとえば、「大好きだよー!早く会いたいな」なんていう恋人へのビデオを、Vineに投稿したりしますか? そう考えると違いがわかりやすいでしょう。
3. ビデオを送るのには抵抗がある人が多いのでは?
その通りだと思います。実際にデモを作り始めてから多くの方にアプリを見せてきましたが、多くの方からそういった指摘をいただきました。「電車の中では使えない」「自分の顔を撮影すると化粧や髪型のことが気になってしまう」「人前で使うのは恥ずかしい」etc たしかにその通りだと思います。テキストベースのメッセージングアプリが今も広く使われている理由は、上記の裏返し (電車/人前でもいつでも気軽に使える… etc)にあると思います。
私たちもテキストベースのメッセージングをundaによって置き換えようとは思っていません。ビデオが適切でない場面が数多く存在することも認識しています。たとえば「待ち合わせに遅れます!」を電車の中からビデオで送りたいとは思わないでしょう。一方で遠距離恋愛中の恋人同士の場合、「好きだよ」とテキストでもらうよりも、ビデオを送ってもらった方がいい思いませんか?
Life is Bigger than Texting! プレゼンのひとこま
実際に私の父にundaを薦めたところ毎日のようにビデオを送ってくるようになりました。完全なITオンチでiPhoneを買ったもののタイピングがうまくできない父が、です。たいていは裏の畑のトマトが大きくなったとか、母とビールを飲んでるとか、どうでもいいような内容なのですが(笑)、先日の誕生日に遠くはなれた日本からおめでとうというビデオメッセージをもらったときはうれしかったです. また私の友人は自宅の奥さんから子供の様子がundaで送られてくるのを仕事中の楽しみにしていると言ってました。
500 startupsの仲間の中でも東海岸に恋人を残したまま、サンフランシスコに来たという人がいました。彼らはundaを使って毎日何通ものビデオをやりとりしているそうです。やりとりの一端を見させてもらったのですが、声を入れていないビデオをたくさんありました。にこっと笑いかけたり、変な顔をしたり… それだけで恋人同士って強いつながりを感じられるんですね。言葉を介さないコミュニケーション。undaならでは使い方だと思って感心しました。
親密なコミュニケーションといえば、SkypeやGoogle Hangout, FaceTimeのようなビデオコールもありますよね。情報量が非常に多く、より親密なコミュニケーションがとれる一方で、相手と予定を合わせる必要があり、ビデオコールの間はほかのことができない・片手間ではできない、といった敷居の高さもあります。
undaはその中間の位置づけをを目指していると言えそうです。短いビデオを非同期に簡単に送り合えるようにすることで、ビデオコールよりは手軽に、テキストよりも親密なコミュニケーションを実現する..というわけです。
それでも、やはりビデオを送るには心理的な抵抗が大きいと感じる方も多いと思います。私自身も当初は非常に懐疑的でした。ただ、慣れって恐ろしいですね。今ではなんとも思わなくなりました。ケータイが出てきたばかりのころ、人前で電話するという行為が非常に恥ずかしかったのを思い出しました。また、mixiがまだまだ全盛だった頃、Facebookに対してITの専門家はなんて話してましたか? 「実名のSNSは日本では絶対流行らない」ほとんどの専門家はそう話していたのではないでしょうか。
もう一つ付け加えると、undaは何も日本のマーケットのみを対象にしている訳ではないということです。undaが今最も使われている地域はメキシコをはじめとした中南米です。ラテンアメリカの人々は日本人ほど自分の映像を送ることに抵抗がないように思われます。YouTubeに自分の動画をあげている若者たち、アメリカでのSnapchatの流行などを見ていると、世代によっても自分撮りに対する抵抗感が違うことを実感します。
コミュニケーションの媒体のテキストからビデオへというのは自然な流れのように感じます。一方でそれだけ抵抗感を感じる人が多いということは、そこに大きなチャンスが眠っているということも言えないでしょうか?
500 startups デモデーでのプレゼン
チーム
CEOのオスカーとデザイナーはメキシコ人、 CTO兼iOS Developerの徳井(私)とAndroid Developerは日本人という国際色の強いチームです. もともとオスカーと徳井がSXSW(毎年米オースティンで開かれているIT、音楽、映画のフェスティバル)で意気投合したところからはじまりました。それぞれの仕事の合間をぬってつくっていたプロトタイプが認められ、シリコンバレーの有名アクセラレータ、500 startupsの2013年夏期のスタートアップに選ばれました(その経緯はこちらに詳しく書いています)。5月から7月末までの三ヶ月間、シリコンバレーで開発と資金調達に取り組みました。
左からデザイナーのアノアー, Android開発者の水鳥、CEOのオスカー、徳井
ちなみにCEOのオスカーはメキシコでゲームやアニメの会社を複数手がけたシリアルアントレプレナー. 大の日本好きですが、北野武の映画で日本語を覚えたせいかたまに乱暴な日本語を話すことがあります. (コノヤロー、ゲンキ? とか言われてもびっくりしないでください! w)
資金調達が一段落した今、サンフランシスコ近辺にビジネスディベロップメント用のオフィスを構えつつ、日本で開発チームを運営していくことになりました。また、メキシコ、日本を足がかりにそれぞれラテンアメリカ、アジアの新興国市場への進出をはかっていきたいと考えています。
今回の募集している開発者の方々に求める点は以下の通りです。
- iOSアプリの開発経験がある、もしくはJavaScriptをつかった開発経験がある
- 海外 特にシリコンバレーと行き来しつつインターナショナルなチームで働くことに興味がある
- 英語の読み書き、会話がある程度できる. また習得する意欲がある
- UI/UXのデザイン、コミュニケーションそのもののデザインに興味がある
フルタイムでの勤務が難しいという場合も問題ありません。勤務形態、給与体系などの詳細は応相談ということで。
繰り返しになりますが、シリコンバレーのスタートアップシーンを垣間みつつ、新しいサービスの立ち上げにチャレンジするよい機会になるはず。興味のある方はぜひ までご連絡ください!
また興味がありそうな方にこの記事をシェアしていただけるとうれしいです!! よろしくお願いいたします。
徳井
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