ここ10年の個人的な日記を製本した話
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突然ですが、みなさん、日記ってつけてますか?
今日はここ10年の日記を「本」にした話です。
僕自身、今まで何度もやろうやろうと思いつつ、なかなか身につかなかった日記を書く習慣。それが10年前、Day Oneというアプリに出会って変わりました。2011年5月の最初の投稿から既に10年以上、気づいたら、4000日近くにわたって延べ5700ものエントリーを書いていました。
Day Oneアプリは、とにかくシンプルで使いやすいインタフェースとクロスプラットフォームへの対応(Mac, iPhone/iPad, Androidなど)が魅力で、いつの間にか夜寝る前、パソコンを閉じる直前にその日の出来事を書くことが習慣になっていました (もちろん忘れる日もあります)。
普段自分が書いていることは、割とランダムなのですが、振り返ってみると大きくはこんんな感じで分類できそうです。一行だけのことも少なくありません。
- その日にしたこと / 失敗したこと / 学んだこと
- 感謝したこと
- 出会った素敵な言葉
- その日に見た映画や本
- サーフィンでの気づき… などなど
Day Oneアプリの機能として、特筆すべきなのは、自分が書いた日記を「本」として印刷、製本できる点です。アプリでエントリーの範囲と表紙・裏表紙の色と写真、タイトルなどを設定し、送り先の住所を入れてクレジットカードで決済するだけ。
2022年を迎えた先日、2021年までの4000以上のエントリーをまとめた本を注文してみました。注文から二週間ほどで、それぞれ400ページ弱の4冊の美しい本になって手元に届きました。
そして改めて10年間の日記を読んでみると… とにかく恥ずかしい (汗 ああ自分はこんなに馬鹿な失敗をたくさんやっていたんだと。
そのほか、日記を読み直して気づいたことを書くと…
- 同じ間違いを何度も繰り返している。
- この10年で本当に恥ずかしい・情けない・辛い経験をしてきている
- それでもゆっくりではあるものの、それなりに経験から学んでちょっとはマシな人間に成長している?!
- 一日一日の変化、進歩は限りなく小さいものの、振り返ってみると10年前にいた場所から遠くに来ていることに気づいて愕然とする。
- 昔の自分は自分自身に変に批評的で厳しいかと思うと、極端に甘いときがあった。今はもうちょっと自分自身と良い友達になってきている(時には苦言も言ってくれる)。
- 友達や出会いという意味では本当に自分は恵まれている。サポートしてくれる友人やメンター、家族に感謝!
- これまでは割とやったこと・やれなかったことなど過去を書いてきていた。これからはもっと自分の夢やビジョンを日記の中で語りたい。
手書きの日記ももちろん良いのですが、活字として印刷され製本されることで、恥ずかしさも含めて、過去の自分を切り離して客観視しやすくなるような感覚がありました。
こうして10年の自分史を振り返ってみて、自分では感じられないくらいの一日一日の目に見えない変化・成長の積み重ねの重要性を実感できたことが、一番の収穫でした。別の言い方をすると…遅々とした歩みにイライラしたり、これでいいのかと心配になる必要はない、とにかく淡々と進めていけばどこかに辿り着く、そういうことなのかなと。
絶対人には見せられないですが、人生の愛読書が4冊も増えた気がしています。
日記の力、侮れないですよ!
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2021.05.19 BLOG MUSIC PERFORMANCE