新著『つくることとAI — 生成と複製のあいだで』(BNN)が発売に
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明日2026年7月15日、新著『つくることとAI — 生成と複製のあいだで』が、BNNさんから発売になります。
前著『創るためのAI』から5年。前著では、AIを創造的に活用する方法について書いたのに対して、今回は一歩立ち戻って、人の「つくる」という行為に対して、AIをどう位置付けるかについて考察した本になりました。いうまでもなくその背景には、この5年の間に急速な「発展」を遂げた、生成AI技術の存在があります。プロンプト一つでそれらしい音楽やWebサイトを「つくる」ことができるようになった一方で、本当にこれが5年前に期待したことだったのだろうかという、拭い去ることのできない違和感が、本書を書くきっかけとなっています。
本書では、生成AIの本質と可能性を、A: 自動化と均質化 B: ボット化 C: 消費財化 D: 浸透 E: 探索というABCDEと、F: フクセイ技術という切り口で整理しました。そのほか、「生成」という嘘、データ写実主義、インスタントコーヒーとプロンプト、エクタイプとフクセイAI、礼拝・展示的価値から体験的・ゲーム的価値への変化といったキーワードが登場します。(最後の議論は、英語のサブタイトルから想像できるように、ベンヤミンの『複製技術時代の芸術』を引いたものです)

AIの社会実装が(少なくとも表面上は)進み、日進月歩で驚くような技術的変化がある中で、前著以上に執筆には苦労しました。根気強くお付き合いいただいた、BNNの石井早耶香さんに心より感謝します。素晴らしいデザインやイラストは、前著に引き続いて畑ユリエさんの手によるものです。WIRED日本語版での連載が、本書の骨組みとなっています。WIREDの松島さん、アンスコムさん、ありがとうございました。
本書の執筆に大きな影響を与えたもう一つのファクターが、娘の誕生です。娘が大きくなった時に「つくる」喜びをどう残せるのだろうか、豊かな音楽文化が残るために望ましいAI技術のあり方とは、といった疑問が常に頭の片隅にありました(実は冒頭から娘が登場します)。執筆の時間を捻出するために、早朝の時間を自由に使わせてくれた妻に何よりも感謝!!
より多くの人に届くように、読みやすさを意識してまとめているので(前著よりも薄いです!)、ぜひお手に取っていただけたら幸いです。ご感想お待ちしております!
『つくることとAI — 生成と複製のあいだで』
発売日:2026年7月15日
定価:2,500円+税
著者:徳井直生
デザイン:畑ユリエ
https://bnn.co.jp/products/9784802513555
https://www.amazon.co.jp/dp/4802513550

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2021.05.19 BLOG MUSIC PERFORMANCE